病気になる前に・・・その5
なかには、授乳中の母親のタバコの火ですぐ真下の赤ちゃんの眼の中に落ちて赤ちゃんが失明するといった悲劇も生まれており、悪いことずくめです。
このようにタバコ病全体の研究が進んで、能動喫煙も受動喫煙も、ともに健康上有害であるだけでなく、現存する健康破壊の最大要因になっている、と解釈されているわけです。
この認識のもとに、WHOや先進諸国は積極的な対策を打ち出していますが、一九七〇年ごろから非常に活発化してきて、「ノン・スモーキング・ジェネレーション・キャンペーン」つまりタバコを喫わない世代づくりと呼ばれる運動が、スウェーデンやカナダで協力に進められているのです。
どちらも厚生大臣が先頭に立って提唱して、タバコを喫う人がひとりもいない国にしようと、まず小中学校の教育の場で、タバコを喫ってはならないもの、喫う人がいたらやめさせよう、と子供たちにたたき込むそうです。
それを二十五年もやれば、タバコ問題は解決するのではないか、というわけです。
現在その政策が計画どおり進んでいるかどうかの点検が行われていますが、スウェーデンもカナダも、いまのところ計画どおりのようなんだそうです。
タバコをすわなくなるようにするには、やはり一世代、何年もかけないといけないんですね。