庭園とガーデン2
庭というものは第一義的にその人の、あるいはその家族の動物生態学でいうテリトリー(縄ばり)にあたる。
そのテリトリーはプライバシーが保障され、安全な場所でなければならない。
子どもが一人で遊んでいても、野獣が侵入したりせず、心ゆるせる場所であるべきである。
そしてテリトリーは常に有限面積で、境界には境界標示があるのが常である。
人間のテリトリーは塀、柵などでかこうのが普通となっている。
テリトサーの中の庭はいくらかの裸地があって、そこは日常的な戸外作業をする場所として機能する。
とくに重要なのは農作業で、畑で野菜 種や穀類を収穫すると、それを運んで庭で脱穀、乾燥などをする。
もう一つ重大なのは、家畜の夜の泊り場所となることである。
この機能的な相違が、庭の性格を大きく二つに分けている。
庭をテリトリーと見定めると、全世界の諸民族の間には、庭の四大類型があるとみるべきである。