庭園とガーデン3
その第一は遊牧民の場合である。
遊牧民はテントで移動し、家屋の位置は一定化せず、テリトリーも明確化されていない。
遊牧民のテントに馬に乗って近づいていくと、その家の犬がほえて飛びついてくる。
その範囲内がその家のテリトリーかもしれないが、これは犬のテリトリーだ。
境界標示は犬の小便のようなものはあるかもしれないが、ほかにはなにもない。
そこに花 種も植えていたと思う。
つまり住居のテリトリーが未分化状態で、考えようによればテリトリーは無限大ともいえよう。
遊牧民の代表としてアフリカのフラニー族と、モンゴル族をえらび、このタイプを私はフラニー=モンゴル型の住居様式と命名した。
第二の様式は、裸地の共有地があり、そこが作業場、儀式場となり、家屋はその共有地をかこんで周りに立っている様式である。
アフリカのピグミー族とニューギニアにこうした型式があるので、ピグミー=パプア型と名づけた。
日本にも縄文時代にはこのような住居様式があったらしい。