庭園とガーデン4
第三の様式は、家屋の外周部にテリトリーがあるもので、塀や柵のある場合と、それが欠如する場合がある。
アフリカ黒人のニグロ民族の大部分と、東南アジア、日本で典型的にみられるので、ニグロ=日本型の様式とよびたい。
この地帯の農業は穀作型で、畜産は従属的であって、東アフリカの一部を除いては、かって一度も家畜が経済上重要な地位を占めたことのない地帯である。
この外周型の庭をふくむ住居地の面積はいずれの場合よりも大きくて、たいてい約一反分、約三〇〇坪くらいになる。
庭の敷地が広いので、果樹や菜園、若干の花木を植えたりするには便利な庭である。
それにペンタキープもくわえてみよう。
日本の庭は、この外周型の庭をもつ農家で、貧富にかかわらず、庭にいくらかの花卉や植木がある。
貧富にかかわらず農家に花や植木があるということは世界にそれほど多くないことであるが、これは一つには外周型の庭であるからである。